僕はきっと、人一倍臆病者だろう。
「お金のことで、家族が生活に困ったらどうしよう?」という危機感から10年前に副業を始めた。
昔からひとりで抱え込み、ひとりで解決しようとする性格だったが、それを自覚したエピソードがある。小学生からずっとスポーツでペアを組んでいた親友が僕の結婚披露宴でのスピーチでの一幕だ。
「こいつはどんなに苦しくても、ピンチに陥っても一人で解決してきました。」
と暴露され、会場は笑いに包まれた。ふつう、こういうケースは2人で乗り越えてきたというのが正解じゃないのか?そもそも、ペアで一緒にやってきたじゃないか!と心の中で突っ込みつつも、妻に向けてこうも付け加えた。
「奥様、これからもきっとひとりで解決していくと思います。こいつは大丈夫です。」
いやいや、違うだろう!これからは一緒に困難を・・・だろう。披露宴会場は爆笑と共に、頷いているやつ人がいる。ああそうか、僕はそんな人間なのかと納得した瞬間だった。
僕の遠回りの副業人生はこの僕の性格が、きっとよくも悪くも大きく影響した。
もし今、あなたも当時の僕のように、ひとりで不安と戦い必死に副業で稼ごうとしているのなら、少しだけ手を止めてこの先を読んで欲しい。
『毎朝3時半起床→朝活→7時半出社→終業後副業→子供と21時就寝』
この流れをなんとか定着させた。会社ではあくびばかりの日々だった。でも1年半の間、収益化はできなかった。こんなにも頑張っているのに!どうして結果が出ないんだ!この時の僕は、答えを持ち合わせてはいなかった。
落ち込む僕に妻は、ただ黙っていた。いつもなら傷に塩を塗り込んでくるのに、これは違うと察したのだろう。親友の言葉を信じたのか、勝手に解決していくことを悟っていたのだろうか?
初めて収益化に繋がったのは、忘れもしない煙が巻く地鶏屋さんでのオフ会でのことだった。オフ会と言っても、1対1のサシ飲みである。営業をしたというわけではない。同じ歳の彼が僕のコンテンツを購入すると約束してくれた。
彼には、その後たくさんのアドバイスをもらって、今も仲良くさせていただいている。そこから少しずつ輪が広がり、コミュニティを8年間運営し続けている。
それでも10年前の僕に言いたいことは山ほどある。
自分がやりたいことと相手が欲しいものは違う
僕がやりたいことよりも、相手が欲しいものを差し出すべきだ。今でもよく失敗するが、僕はこの失敗をたくさんしてきた。
相手は焼肉が食べたいのに、僕は刺身を提供する。焼肉じゃなくすき焼きぐらいだったら、なんとかなりそうだが・・・さすがに刺身の気分じゃないだろう!って話だ。
振返ってみると、コンテンツを初めて購入してくれた彼が欲しかったのは、たまたま刺身だっただけだ。僕の勧める刺身が美味しいと思って購入するのは、僕という人間の信頼が培われてからだ。
目指す場所は素晴らしいが、誰も僕を信用してくれる段階にはないのだ。だからまずは、相手が何を欲していて何を提供すれば喜ぶかを考えるべきだ。
お金を払っていただく前に、まずは信頼を積み上げていくんだ。
かけた時間を誇るより繋がりを探して欲しい
副業に時間をかけて取り組むことを否定はしないけれど、でもどうだろう?犠牲になったことも多くあるだろう。かけた時間も素晴らしいが、でももう少し効率よくできたことはなかっただろうか。
最近になって気づいたことがあるんだ。本業と副業は別と思ってやっていたけれど、すべては繋がっている。
副業において
・書くことを鍛えれば、報告書が上手に書ける。
・買うことが得意ならば、購買で貢献できる。
・そもそも副業というビジネスを始めた時点で経営者の視点になれる。
・経営者の視点になれば、会社が考えていることが分かるようになる。
また一方で、本業が副業に繋げられることも山ほどある。
・会社の規約を参考に自社の規約を考えることができる。
・経理業務をやっていれば、自社の経理はお手のものだ。
・マーケティング業務やってれば、副業で「誰に何を届けるべきか?」明確になるだろう。
本業と副業を分けて考えるのはもったいない
10年前の僕は、本業と副業は別のものだと捉えていた。本業は本業で、副業は副業でそれぞれ分けて全力で取り組むべきであると。
でも、そんな堅い頭でなくてもいいのではないだろうか?本業、副業それぞれの取組みが、どちらの役にも立つと思えば心持ちもずいぶん楽になる。
そもそも副業に取り組んでいる時点で、主体性は抜きん出ている。やらされている仕事ではない。自分でお金を稼ぎにいこうとしている。
落ちてくるヤシの実を待つのではなく、自ら木登りして取りにいこうとしているのだ。どうすれば、木に登れるか?いや、陸上からも実を取れないだろうか?と毎日必死に考えているのだ。
だから副業を続けることは、主体性を育むことにつながっている。本業では主体性を当然求められるから、会社からも必要とされる人間になる。会社から必要とされ、副業で少しでも成果が出ると自分に自信が持てるようになる。
そうすれば、会社に依存することがなくなって自立意識が生まれる。昇進昇級にせがんで生きていく必要もなくなっていく。
副業が本業を支え、本業が副業をまた支える相乗効果だ。
副業を始めたこと、辞めなかったことを褒めたい
やみくもに始めた10年前から、よくここまで副業を諦めなかったと伝えたい。あの成果が出なかった1年半で辞めていたら、僕の人生は違ったものだったかもしれない。
なかなかお金という成果はでなかったけれど、遠回りしながら少しずつ力が付いてきたのだとおもう。
幸い今も、家族は平凡ながらも幸せそうに暮らしている。だから安心してくれよ10年前の僕よ。
そして今、副業に取り組んでいるあなた。もしかしたら苦しんでいるかも知れない。でも、その頑張りは決して無駄にはならない。
副業でお金を稼ぐことだけが成果ではないんだ。あなたの見えないところで成果が少しずつ出ている。間違いないと断言できる。
新しい挑戦を始めたい!
今の僕は、サブスタックの世界に飛び込んでいる。この新しい挑戦にワクワクしている。
10年前の僕を救うことはできないけれど、今、あのころの僕と同じように「家族のために」と夜が明ける前からPCを開いているあなたの力にはなれるかもしれない。
僕はサブスタックという新しい場所で、書くこと、そして交流することを通じて、副業で家族を支えたいと願う人を全力で応援していく。
もしあなたが今、1年半成果が出なかった当時の僕のように暗闇でさまよっているのなら、ぜひここで繋がって欲しい。一緒に、遠回りしながらも楽しく進めていけることは約束できるよ。
そして、あなたが目標とする成果が出た時、一緒に喜びを分かち合おうと思う。
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ひとりで抱え込んでしまうのは短所だと言われることが多いですし、たしかに、人に頼れず苦しくなることもあるかもしれません。
でも、誰にも見えないところで考え続けたり何度も悩みながら前に進んだり、そういう時間があるからこそ
成し遂げられることもあるんですね!
ひとりで抱え込むことが強さではない。
ただ、強い想いを持ち続けられる人は孤独な時間さえ力に変えてしまうんだなぁ。
すごいや✨