ゾーマ様が本当に魔物である証拠を見つけたかもしれない。
僕が社会人となって入社17年目までお世話になった部署の最高責任者、取締役本部長の話。
自部署を絶対的に支配するおぞましいほどの存在。彼の名は、ゾーマ様。まさに闇の支配者である。
身長155センチ、体重100キロ、どす黒い顔色に常に不機嫌そうな顔をしている。
今回で3度目の登場となるが、まだお馴染みと言えるほどではないため、ぜひ過去の記事もご覧になって欲しい。
今日の話は、
「やっぱりゾーマ様は魔物だったのか!しっぽが生えているじゃないか」
である。
いやいやたれさん、魔物に例えるのはいいけれど、さすがにしっぽは盛り過ぎだろうよ。
そう思ったあなたは、確かにただしい。
でも読み終わるころには、
「ホンマや。それはしっぽや」
と言うことになるだろう。
とにかく理不尽なゾーマ様は、朝礼前10分ぐらいに車でやってくる。駐車場も事務所へ最も近く、専用をお持ちである。
ゾーマ様のために、早出して門開け担当がいるぐらいの王様ぶりだ。
一度、雨の日に門開けが遅れて、ずぶ濡れ状態でゾーマ様が出社したことがある。
誰だ!門開け担当は、やべーぞこれ。
バシルーラで飛ばされるぞマジで。それともザキで息の根の方か?なんて、ざわざわとしていた。
ずぶ濡れになったゾーマ様は、静かに怒っていた。
午前中の発注は全停止、稟議は差し戻し、その日の業務が滞り絶望の1日となった。
怒鳴らない、騒がない、ただすべてを却下にする。こちらの攻撃は一切の効き目がなかった。
ゾーマ様は「アストロン」の使い手でもあった。
そんな失敗があって以降、ゾーマ様の門開けは順調に行われていた。ある日、いつものようにゾーマ様が闇の衣を身にまとい出勤してきた。
「おはようございます!」とあいさつをするも、いつものように無視である。
でも、その日は少し表情がしかめ面をしているようにも見えた。
そして、通り過ぎたタイミングで目を疑う光景があった。僕は寝ぼけているのだろうか?
ゾーマ様のお尻の方からひらひらとしっぽのようなものが生えている。
!!!ついに本性を現したか!と思ったが、むやみに近づくと危険である。ひらひらとしっぽをなびかせながら、事務所へ入った。
なんなんだろう。あのしっぽは・・・事務所がざわざわとしている。
そんな声をよそに、一番奥にある自席におそるおそる座った。少しかがんでいるのだろうか?
PCのモニターの上に少しだけハゲた頭が見えている。まるで日の出のようだ。これが光の玉か
朝礼が始まるまえ、ゾーマ様は立ち上がり、またしっぽをなびかせながら出ていった。
今度こそしっぽの正体を突き止めてやる!と目をこらして見た
・・・白いぞこれは、
ん?紙なのか。
あれは!!!
お尻からなびかせているしっぽは、トイレットペーパーだった。
どうやら『痔』になったゾーマ様。
あまりの痛みに、おしりにトイレットペーパーを当ててきたのだろう。
しかしズボンの中に納まりきれず、一部のトイレットペーパーがズボンからはみ出ていたのだった。
それを見た事務所の人間は、パルプンテを食らったようにみんな混乱していた。
ゾーマ様は正真正銘の魔物であることが証明された朝だった。
部下は誰一人逆らえなかった。
唯一ゾーマ様を倒しかけたものがあるとすれば、それは痔であった。
でもその痔さえも克服し、僕たち部下の前に立ちはだかるのだった。光のたまを探しに行くしかないようだ。
あなたの出会ったおぞましい上司や先輩の話もぜひ聞かせてほしい。
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ゾーマ様のしっぽのオチがある意味で可愛らしく(笑)
魔物にもやはり弱点があるのですね。
門開けなきゃいいのにw
潔くバシルーラ食らったほうが幸せってことはないですか?😅