僕はお酒を飲むことが好きだ。とはいえ、飲まれるのは好きじゃない。
適量を飲んで気分もよく会話も弾む、そんな状態がいちばん心地いいと思っている。昨今の若者の酒離れや、健康を考慮した筋腫の考え方も理解できる。
また、飲酒に起因する事件や悲しい事故は断じて許されないことも痛いほどわかっている。だからこそ、あえて伝えたい。
僕がお伝えしたいのは、「みんなで騒いでお酒を飲もう!」ということじゃくてもっと静かな視点。
お酒と地域、そしてそこに根ざす文化との繋がりについてお話させてほしい。
旅先で見る地域のお酒
僕の両親もお酒を飲む人だった。小さい時、家族旅行で大分へ出かけたときの話。大分県の日田市に行ったことがある。
大分といえば、下町のナポレオンこと『麦焼酎いいちこ』が有名だが、両親は日本酒に惹かれていた。
薫長(クンチョウ)酒造のにごり酒を探していた。40年近く前の話なのに、銘柄までしっかりと記憶に残っている。
酒屋をまわって、ようやく見つけた目的のお酒を見つけて喜んでいたことを覚えている。今は流通網も整い、インターネットでもお酒を購入できる時代になった。
なかなか伝わらないかも知れないが、子供の僕も両親と一緒になって探していたことが強く印象に残っている。
ふるさとの味がある
南九州では芋焼酎がこよなく愛されている。そして地域ごとに焼酎蔵が在り、地元の晩酌を支えている。
同じ芋焼酎であっても、その土地でしか出せないあじわいがあるのだろう。それがふるさとの味であり、懐かしいにおいさえある。
仕事で疲れた体を癒すための晩酌を、南九州では『だれやめ(み)』と呼んでいるそうだ。
南九州の人は、芋焼酎を飲んでその1日を振返り、リセットしているのだろう。
沖縄に行けば、泡盛が飲まれている。米焼酎に近いあじわいだが、泡盛はタイ米を使っていることが多いようだ。
3年以上寝かせると古酒(クース)と言われ、あじわいが変化する。
様々な寝かせ方があるといい、中には泡盛にクラシックを聴かせながら熟成させる方法もあるとのこと。
沖縄で県民のお酒として長く愛され、飲まれ続けている。泡盛を飲むと、三線で奏でる沖縄の島唄が自然と頭に流れてくる。
地域文化の繋がりを泡盛が届けてくれるということだ。
郷に入っては郷に従えという言葉がある通り、僕はその地域に根ざすお酒を飲むことが大好きだ。
先日、新潟へ旅行へ行ったとき、新潟駅の『ぽんしゅ館唎酒番所』で唎酒を楽しんだ。
ぽんしゅ館では、唎酒コイン5枚を税込1,000円で購入し、100種類以上の日本酒から好きなお酒を選び、コインを入れて試飲することができる。
同じお米で造られた日本酒なのに、不思議とあじわいや香りが全然違ってくる。
その旅で見てきた新潟の田んぼやきれいな川、ちょっと古びた建物、その旅で出会った人たちの表情を日本酒を味わうと自然と思い出された。
お土産で自分に1本お気に入りを買って帰った。きっとこれを飲むとき、新潟の思い出に触れながら、楽しいひと時になるのは言うまでもない。
あなたの暮らす場所には、どんな『ふるさとのお酒』がありますか?また、晩酌の文化もあったりしますか?
ぜひ、コメント欄で教えてください。
お酒をつくるという文化
焼酎や泡盛は、ロックやストレートで飲む人は少なく、お酒をつくるという工程を挟む。水割りならば、氷を入れ、焼酎を注ぎ、水を入れて味を調える。
「割り方は5対5で大丈夫ですか?」という会話も必要となる。
缶をプシュっと開けて飲む缶酎ハイとは違って、とても非効率なお酒だ。
この不便さこそがいいと僕は想っている。
お酒をつくる行為の中で会話が生まれたり、その人となりが見えることもけっこう多い。
例えばペースが早い人には、そっと氷水だけ注いでくれたり。お酒を飲みながらも、空いたグラスに気づいておかわりをつくる人がいたり。
お酒をつくるという文化がなければ、決して見ることがない光景だ。
思い返すと学生時代、お酒を飲む場での礼儀というものを部活動で鍛えられたものだ。後輩が先輩にお酒をつくる、乾杯は手を添えて下から当てる。
など今も自然とこなしている。
お酒をつくる文化があるからこその交流は、今後も残っていくといいなと思う。
僕は、対面で交流するのがあまり上手じゃないと思っている。
気の利いた話題を振ったり、話を膨らませるのが得意じゃない。元々、シャイな性格なんだと思う。
そんな時お酒の力を借りると、いろんなアイデアが出てきたり、会話がどんどん膨らんでいく。
ちょっと深い話なんてのもできたりする。時には腹を割って話すこともある。
酔った席での話ともよく言われるけれど、飲み会を通して、相手との距離が一歩近づくことが多い。
僕のコミュニケーション力アップには、お酒が大いに貢献していると思う。
お酒は、どうしてもネガティブな側面だけが取りだたされる。
一方で、地域と文化に密接にかかわり、祭りや宴では必ずお酒が盛り上げてくれる。また、人と人との繋がりを作ってくれるのもお酒が一躍を担っている。
もちろん僕はお酒を飲むことも好きだけど、
こうやってその土地のにおいや文化を感じてみたり、
お酒の席で関係性が深まる人間らしい時間を過ごしたりすることが、もっと好きなんだと思う。
そして今晩も僕は芋焼酎で『だれやめ』をする。家族でダイニングテーブルを囲み、子供たちと話をする。
妻と他愛もない話、子供たちの話で盛り上がる。
当然、お酒をつくるのは僕自身だけど。
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たれさん、私はもう5、6年はお酒を飲んでいませんがクラフトビールと日本酒は好きでした。今思えば、地域で特色があり、そこも面白いと感じていたのかも知れません。IPAのビールはまた飲みたいな〜。
たれさん、お疲れさまです🍻✨
もぅ7年ほど一滴も酒を飲んでいません💦釣りに行けなくなるから🤣
でも最近、色んな人と会うと、みんなお酒を楽しんでいるんですよね。
そんな中、僕だけがノンアルだと、悪くはないんですが...ノリに付いていけないことが多々あって。
お酒って、最近は健康上、飲まない方がいいって聞きますが、必要な時もあるんよなぁって思います。
あ、福井は『黒龍』です。
特に、『しずく』は激レアなので手に入りません😭